「科捜研の女」の歴代刑事部長
①倉橋 拓也(渡辺いっけいさん)
彼は兵庫県警から京都府警に赴任してきた刑事部長で、実はマリコさんの元夫です。皆さん嫉妬しないでくださいね。
S1では捜査一課の城丸準子と交際しています。人当たりが良く柔軟だが、悪く言えば八方美人で、優柔不断な性格で、S1時点でマリコさんとは離婚してから4年が経過しており、準子さんとは順調に交際していたものの、倉橋のマリコに対する優柔不断な態度が彼女を怒らせ、第7話で準子が尊敬していた木場警部を左遷したことがきっかけで準子との間に溝ができ、破局してしまいました。
警察庁への異動話も出たが、最終話の事件での正義感が祟って地方の所轄署長へと左遷されてしまう。
その後、S3最終話にゲストとして再登場し、上層部から誤射事件の一切の責任を押し付けられ懲戒処分にされそうになった部下であり交際相手の伊塚夏子(山本末来さん)を守るために、マリコさんに再捜査を依頼しました。その結果、誤射事件が実は警察上層部の人間が暴力団と癒着していた事の口封じ殺人であり伊塚は無関係だということが判明しました。
ちなみに、その上層部の人間を演じた中丸新将さんは、S18で土門さんを異動に追いやった上司役でゲスト出演しています。
その後、彼は劇場版で再登場し、直近のシリーズにも登場しました。
②有賀 行雄(松井誠さん）
S2での刑事部長はこの人物で、科捜研の大改革をするが、実際は自らの存在をアピールするためと言われており、それ故にクセ者揃いの科捜研チームの行動をあまり快く思っていない。
S3での刑事部長はこの人物で、嫌味なエリートといった印象の人間ですが、他のメンツが濃すぎてあまり印象が薄いです。ゼリービーンズをよく食べていたイメージがあります。
④正宗 岳尋(小木茂光さん)
正宗が何をしたかというと、過去にある政治家の汚職・殺人の揉み消しに関わっていることが判明し、後に独自に真相を突き止めようとしていた木場刑事の存在を知り、事件を隠蔽するために実行犯（演じているのはなんと大杉漣さん）を使って木場さんを殺させた、とwikipediaに書いてありますが正確には正宗に木場さんを殺す気はなく、大杉さん演じる実行犯が勝手に殺害してしまった。
最終的にはマリコさん達によって全てを暴かれたことで逮捕されました。事件後、京都府警は叩かれたに違いない...。
⑤佐久間 誠(田中健さん)
彼からは知っているという方が多いでしょう。佐久間は警察組織の上層部に位置するために科捜研が組織に不利な鑑定結果を出した時などはマリコや土門刑事と対立することも少なくなかったが、S8最終話にて京都府警の刑事が麻薬の売人を射殺した事実を隠蔽するとなった際には難色を示したりと良識ある一面を見せたり、刑事部長という人脈の広さ故にマリコらの捜査に渋々協力させられることもあった。
きれい好きなのか、部長室の机でごみ取り粘着テープをかけている事も多い。タクシー転落事件に於いて冤罪を助長した責任を取り自ら辞職願を出しました。
⑤藤倉 甚一(金田明夫さん)
彼は絶対知っているでしょう。現在の藤倉刑事部長です。
藤倉は一般採用で奈良県警の鑑識課に配属され、S13第1話の1週間前に京都府警鑑識課長に移り、その卓越した観察眼と冷静な判断力を買われてSP4の人事異動により京都府警初のノンキャリアでの刑事部長に抜擢された。
正義感が強く、曲がったことが嫌いで、人に媚びたり愛嬌を振りまくことのない、頑固で生真面目な性格。捜査に予断や忖度が入ることを良しとせず、土門さんの頼みも刑事の勘ではなくそれなりの根拠や証拠を提示しない限りは許可を出さない。
また、時には犯人確保の為に手段を選ばない事もあり、以前は鑑識畑一筋の現場第一主義者で、鑑識や科捜研はあくまでも裏方と考え、捜査に関わっていく科捜研の行動を邪道と思っており、科捜研や土門刑事とは対立していたが、徐々に科捜研や土門の実力を認め、彼らの行動にも一定の理解を示すようになった。
S19第19話では、藤倉の小学校時代からの親友でライバルでもある上京中央署の平野頼通が殺人に関与していると疑われ、この事件の捜査に忖度や余分な憶測が入らないように、自ら捜査の指揮を外れる決断を下した。
鑑識の報告書に違和感を感じた藤倉は勤務時間外に独断で事件現場を調べるが、マリコさんに見つかってしまい、マリコさんの発案により、藤倉がS13以来となる鑑識員の服装で鑑識作業の再現を1人で行い、それによって鑑識の報告書が改竄されていることに気付き、平野巡査の無実を証明した。
近づきつつある放送終了時は藤倉刑事部長で終わると思われます。
