OKASHINAKUNのブログ

ドラマ感想と、日常と、時々ボクシング

「科捜研の女2022」全話感想

●1話
呂太くんは卒業済みで回想のみ。
今までは赤や黄色のポップなカラーを使っていましたが、全員シックなお洋服になっていましたね。
鑑定中のBGMは前の聞き慣れた曲に比べたら今のは地味だと思いました。
でも、マリコのシンキングタイムにはお馴染みの音楽が流れていました。

マリコ沢口靖子)が悲鳴をあげ狼狽えるなんて超レア!
才川から発火し燃え上がる様子を目の当たりにしてオロオロするマリコでしたが、防犯カメラの画像を見る時はいつも通りでシレッとリピートします。
京都府警は人員不足が深刻ですね。
最初の被害者・奥崎(小宮さん、科捜研出演は3年ぶり)の捜査は土門さんと蒲原くんの2人だけでしたし、人員不足がもとで古久沢を見張ることもできず。
ゴム手袋についている白い粉が『タルク』と言う名前だと初めて知りました。

 

●2話

今回、AIとマリコ沢口靖子)の対決かと思いきや、実は凄くアナログな方法を使っていました。
こういうオチか、と1本とられた感じです。

 

●3話
蒲原が「金さえ良ければそれでいいんですか?」と言うと、奥居秀俊(福士誠治)は笑って反論します。
私は、きれい事より何よりお金の額が自分が認められた数値だと思います。
研究者に限らず今のご時世、日本はとにかく薄給すぎて海外に出稼ぎに出る日本人だっているくらいですからね。
さて、今回は珍しくマリコが感情的だった気がします。

 

●4話
マリコ沢口靖子)を見て「あなたの骨、バランスがとれている。あなたを透明標本にしたらきれいだろうなぁ」と、サラッと怖いことを言う源(濱田龍臣)くん。
マリコは相当不摂生しているけれど身体の作りが頑丈なんですね。
病気もしない上、骨もバランスが良いとは。
透明標本なんてほんとにあるんですね。

 

●5話
院生時代に古久沢からアカハラを受けていた園山は、自分が助教になってから古久沢と同様のアカハラを院生達にはたらいていました。
古久沢はとことんマリコに対して意地悪く接しますね。
「親と言うなら子の行く末は考えるべきです」と言うマリコに対し、くだらないと軽蔑を込める古久沢。
自分の研究は子のようなものだけど後の事は知らんって考えはいただけません。

 

●6話
働き方改革を実践する意味では犯罪予測システム『BOULE SYSTEMS』はあったら便利な気がします。でも、冤罪も量産しそうですね。
「人間は簡単に貼られたレッテルの色に染まるの」と、篠宮刑事は土門(内藤剛志)達に話します。
確かに気持ちが負けてしまったら他人の貼ったレッテル通りに行動してしまうのかもしれません。その方が戦うより楽だし。

 

●7話
ウィンター号が可愛かったです。お馬さんのおめめ、優しげ。
馬が人の顔を覚えていることを利用して、面通しをしようだなんてマリコ沢口靖子)らしい発想ですね。
馬ってちょっと哀しい生き物ですよね。人間の都合で走らされて、ちょっと怪我でもしようものならクビ、そして馬肉コースもありですもの。
競走馬の第二の人生がもっと豊かであってほしいと思います。

 

●8話
科捜研の物理担当は変人説がありましたが、君嶋(小池徹平)は今までの物理研究員と違ってかなり常識派(乾くんぶり)ですね。
呂太くん(渡部秀)と比べたらたいていの人は面白みがなくなりますがね。
亜美ちゃんは若い頃のマリコによく似ていますね。亜美ちゃん、何日くらいお家に帰っていないのでしょう?

 

●9話
君嶋(小池徹平)が言うように、科学者が正義を考えていたら原子爆弾はできていないと思います。そういう意味では、私は天才だろうが何だろうが正義を考えない人を凄いとも思わないし尊敬もしませんけどね。
マリコのムチャブリが地獄作業すぎて日野所長はガクブルで「怖い」と言うけれど、みんな、とまどいながらも作業をやるんですよね。拒否したところでマリコは押しの強さと目力で押し通しますがね。
そんなマリコも今回は体を張りました。
呂太くんの手紙がマリコの支えになるとは一番の驚きです。

とりあえず前シーズンみたいな意味深な終わり方じゃなくてよかった。清々しい終わり方でよかった